好奇心爆発!がんがんブログ 〜 子育て・教育アイディアてんこ盛り!毎日ワクワク・幸せな子を育てるためにできること 〜

兵庫県神戸市東灘区で、小学生が放課後過ごす場所(学童保育所/放課後児童クラブ)「東灘学童保育がんがん」を運営しています。栄養バランスの良い食事と、子どもの「やりたい!」気持ちに最大限寄り添うことを大切にしています。工作・料理レシピ・活動内容の記録

食育「滋味深いふりかけ」

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<コンセプト by 栄養士 そのっち>
だしの素になる煮干し、干ししいたけ、昆布、かつおぶしに加え、青のり、高野豆腐、ごま、のりなどの風味を加える事により、思い思いのふりかけを作成してもらう。

だしの素となる素材に触れながら、ダイレクトな自然の旨みを感じてもらえたら嬉しいです。ふりかけはごはんのお供であり、取りにくいミネラルを簡単に取る事が出来る、ニョッキの時と同様、自分の好きな組み合わせで、市販にはない滋味深さがあります。

また、ふりかけはふりかけの用途に留まらず、旨みの素でもあるので、味噌、わかめ、豆腐などを入れてお湯をそそげば、インスタント味噌汁になり、焼きそばやぶっかけうどんにかけたり、温野菜と和えたり、卵焼きに入れたりとおかずをグレ-ドアップする事にも役に立つものだと思います。

作り方も至ってシンプルな上、休日に親子で作り、平日の忙しい朝はふりかけにして、献立に迷い、これと言ったおかずがなく途方に暮れる夕暮れ時も、ふりかけをうまく利用することで、日々の食事作りの後押しをしてくれる。

子供達にも、簡単に、自分達が選んだ食材で作ることで栄養に富み、美味しいものを食べる事が出来る術を学び、一つ一つの素材のおいしさ、大切さを学んでほしいと思います。

<ふりかけの材料>
高野豆腐
干ししいたけ
おぼろ昆布
ごま
かつおぶし
いりこ

醤油
砂糖


<展開料理の材料>
うどん
厚揚げ
オクラ
味噌
とろけるチ-ズ
トッピング用 焼き海苔 すだち


<ふりかけの作り方>

①ごまは炒り、半摺りにする。

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②いりこはオ-ブント-スタ-であぶり、すり鉢で粉末にする。
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③高野豆腐、干し椎茸はおろし金ですりおろす。
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④おぼろ昆布はすり鉢で粉末にする。
 
⑤フライパンにすりおろした高野豆腐、干ししいたけを入れて加熱する。
 
⑥いりこを入れて、調味料を入れて、カラカラになるまで炒める。
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⑦ごま、おぼろ昆布、かつおぶしを入れて、混ぜて完成。

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<展開料理の作り方>
《うどん編》

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①うどんをゆがいて、器に盛る。
②ふりかけをうどんにまぶし、すだちをかける。
 
 
<ふりかけ+すだちを一絞り>だけで、美味しいうどんができました!爽やかなのに、奥深い味!
 


《厚揚げとオクラのピザ編》

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①厚揚げを湯がく。
②ペ-パ-で余計な水分を取る。
③半分にカットする。
④オクラを湯がいて、みじん切りにする。

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⑤ホイルに厚揚げをのせる。オクラとふりかけをまぜて、厚揚げの上にのせる。

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⑥⑤の上からとろけるチ-ズをのせて、オーブント-スタ-で焼き、焦げ目が付いたら完成。

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<実際の食育レポート by オキロン>

まず、最初に栄養士 そのっちが、それぞれの食材の説明をし、子どもたちに材料を選ばせました。子どもたちは、干ししいたけをパスしたので、それ以外の材料を下ごしらえしていきます。

「いりこは、出来上がったらオーブントースターでパチパチ言うからわかるよ」というそのっちのアドバイスに、オーブンの前でじっと耳を傾ける子。ごまや材料をフライパンで炒る作業は、<子どもたちにとっては>少し時間がかかり熱く感じてしまったようです。

できあがったふりかけを使い、おにぎり、うどん、厚揚げのピザ、と3品作ったので、途中、待ち時間に食育から離れて勝手に体操を始めたりもしていましたが、声をかければ飛んできて、「味見する!」と、目を輝かせていました。どれも美味しくできました。

「家に帰ったら、また作りたい!」と言って、子どもたちは出来上がったふりかけを大事そうに抱えて帰りました。

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今回は長めに時間をとっていただけたので、大人もそのっちと雑談できました。

一般に、<適度なカロリーと充分な量の野菜が摂れているか>、を主眼にして食べ物と向き合うことが多いと思うのですが、野菜のビタミン類も、今回のふりかけに使われた亜鉛などのミネラル類がなければうまく体にとりこめないとのこと。

何でもバランスよく摂ることが理想的だけれども、
 
<ご飯にふりかけ>、でも、<ご飯にサラダ>、と同じように栄養は取れているんだよ。」
 
とのそのっちの言葉に、少し気持ちが楽になった気がします。
← 私のように、緑の野菜が食事にないと落ち着かない人、多いのではないでしょうか

また、そのっちは当然ながら添加物に対しても知識豊富で、「知識がないから、とりあえず添加物を避ける」しかない我々一般人より、より柔軟に添加物と向きあっているように見えました。

たとえば、今回利用した「とろけるスライスチーズ」にも、添加物が使われているので、普段、そのっちも子どもに食べさせることはありません。(同様に、がんがんでもほぼ使いません)

でも、今回は食育講座で、その溶ける視覚的効果と天秤にかけてみて、利用したとのことでした。

そのっちに食育を続けてもらうネタはまだまだまだたくさんありそうです。